公務員試験を目指す多くの方が、机にかじりついて勉強をしていると思います。
自習室や図書館、あるいは街中のカフェで、黙々と勉強をしている多くの人がいます。

ところが脳科学的には、この黙々勉強スタイルはあまり効率の良いものではないと言われています。
タイトル通りなのですが、五感をフル活用することで驚くほど学習効果を高めようという記事になります。

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黙々勉強法、目で見て書いて暗記する

黙々勉強をしている多くの人は、「目で見て」暗記をしてます。黙読です。この黙読でスラスラ暗記ができる方は特殊な少数派だと思います。
見ているだけではなくて、「書いて暗記しよう」。このように指導されたことはありませんか?
実際、手を動かすことで、暗記の効率は飛躍的に上がります。

みなさんも手の動きで覚えているもがあると思います。
例えば英単語です。辞書のスペルを1つ1つ言って下さい。

d、i、c、t、i、o、n、a、r、y

と、1つ1つ区切っては即答できないけれど、さらっと書くことならできる。
まさに手が暗記しているかのように動きます。

どんどん手を動かして書いて覚える方法は、必須の学習姿勢と言えます。

ここから先は、自習室や図書館、あるいは街中のカフェでは実践しづらいですが、自宅ではぜひ実行してほしい学習方法を2つ紹介します。

脳科学的オススメ学習法

1、耳の活用、音で覚えよう

もうこれ以上説明の必要はないと思いますが、自宅で何かを暗記するときに、音読するということです。
音読しながら書く、というのが最強の暗記方法だと思います。

耳と目では、まったく異なる神経伝達で脳(海馬という部分)を使っているので、どちらかがダメでももう片方で補うことができます。
音読学習法は、おそらく中学高校とあまりやってこなかった人が多いと思いますが、非常に暗記に優れていることを保障します。
とにかくやらない理由はありません。

2、歩く

歩きながら参考書を読むことを勧めてはいません。危ないです。

机にかじりついて勉強するわけですが、ずっと座っていれば偉いわけではないと言いたいのです。
具体的には、1、2ページくらい学習したら、部屋の中を歩きまわりながら、学習内容を思い出したり、声に出して言ってみたりするのです。
その後また机に戻り・・・この繰り返しです。
※もちろんどのくらいの頻度で歩くのかは、そのときの学習のペース、進捗、集中度などで変化すればよいです。

歩くことで学習効果が上がるのは、血の巡りから脳の機能まで様々な根拠が挙げられています。適度な運動による記憶力アップという研究結果もあるようです。

以前、TVで東大生が、受験勉強時に逆立ち(壁の支えあり)をしながら参考書を読んでいた、というエピソードを話していました。
何はともあれ、勉強=机にかじりつく、ということに拘りすぎる必要はないなと思います。

部屋の中を歩きまわりながら、苦手な語句を付箋などで壁に貼っていく学習方法を提案されている方もいるようです。
必ずしも机上だけで勉強をしないことで、語句の定着率も上がるようです(あの語句は本棚のあそこに貼ったっけ、のような記憶)。

いかがでしたか。
自習室などでの黙々勉強と並行して、自宅学習で一工夫されてみることをオススメいたします。
味覚、嗅覚の記事がないというツッコミをされる方は、ご自身で学習法を模索していただけたらと思います。

適度に体をリフレッシュさせながら、公務員試験の受験勉強を乗り越えましょう!!




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