公務員試験の受験勉強をはじめるとき、まず頭に浮かぶことは
「予備校に行くか、独学か」
これではないでしょうか。
独学が可能かどうかについて、結論をいえば「可能」なのですが、
誰にでも可能なのかといえば、そうとも言えません。
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膨大な試験科目をどう乗り切るか
公務員試験は試験科目が膨大です。
教養試験と専門試験で20科目程度の学習が必要です。
公務員試験の合格に必要な勉強時間は1000〜1500時間、期間にして、半年から1年、もしくはそれ以上の準備をして臨む、これが一般的な認識です。
このような膨大な学習内容と長期にわたる受験生生活を、たった1人で乗り切り合格を勝ち取れる人というのは、はっきり申し上げて「かなり優秀な方」といえます。
ここで述べた「優秀」は様々な意味を含みますが
- 計画性がある
- 忍耐強い
- 自ら進んで情報を集めにいく姿勢
など、強い意志と行動力があるという意味です。
このような方ならば、独学を選択するのもありだと思います。
明日やればいいや、というように物事を後回しにしていくような傾向の人は独学に向いていません。
独学の場合、何の科目をどの程度やればいいのか(何か月くらいで学習を終えられそうか、終わらせるか)さえ、わかりません。そもそもこのスタート地点の情報さえ自力で得られない方は、間違いなく予備校の力を借りたほうがよいでしょう。
いかがでしょうか?独学で乗り切れそうでしょうか。
不安な方はもちろん、たとえ優秀な方であっても、予備校には行った方がよい、と思います。より厳密に言えば、行った方が楽なのは間違いない、と思います。
予備校に通う事で得られるもの
予備校に行くことのデメリットは、ほとんどはお金の面と言ってよいと思います。
およそ35万円くらいが相場でしょうか。
決して安くない金額ですが、何を基準に高い、安いと判定するのでしょう。
一生の仕事に関わる大事ですから、決して高いとはいえないと思います。
また、この金額で何を買えるのかといえば、
- 最新の情報や難易度情報など、ありとあらゆる様々な情報
- 学習ペースをつくってもらえる
- 講師や職員とのつながり(授業、質問、相談)
- 同じ受験生同士のつながり(モチベーション維持のような精神的なもの、様々な情報)
- 面接、論文、集団討論などの2次試験対策
などが挙げられます。
もっともっと他にもあることでしょう。
やはり、決して高くないと思います。
また、独学であっても参考書や問題集をそろえ、公務員予備校の模試を受けたりすると、5万円以上かかるのが普通だと思います。
1円でも費用を安くすることが目的のゲームではないのですから何にお金を使い、何に時間を使うのかよく吟味していただければと思います。
また人はお金を払うことで、費用に見合った成果を得ようとする心理効果が発揮されるといいます。精神科のセラピーや整骨院の施術など、料金を高くすることで患者の治療効果が上がるという話と同様の心理構造です。
予備校通学と通信教材の付き合い方
予備校に行くことのデメリットとして、通学(移動)時間のロスをあげることもできます。
これがネックとなる方は、自宅で通信教材での学習という選択もあります。人との直接の繋がりは弱くなるものの、自分のペースで学習して行きたい方にはうってつけと言えます。この通信教材で学習している人の割合は年々高くなっており、各予備校も力をいれている部分です。
予備校の力を借りた方がよいという観点で書いてきましたが、もちろん0か100かのような判断ではなく、
- 1次試験(筆記試験)の苦手科目だけ予備校に頼る
- 面接、論文、集団討論など2次試験対策のみ予備校に頼る
上記のようにピンポイントで予備校を上手に利用することも可能です。
まとめ
決して独学を否定したいとは思いませんが、公務員予備校の蓄積されたノウハウを使うことで、様々なショートカットが可能になることは間違いないと思います。
HPを見たり、資料請求をすることは簡単なことですので、ぜひ一度閲覧されることをおススメいたします。
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