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問題
ある団体について、次のことがわかっているとき、確実にいえるのははどれか
ア 一輪車に乗れるものは、自転車に乗れる
イ 一輪車、自転車、オートバイの3つすべてに乗れるものはいない。
ウ 自転車とオートバイの両方乗れるものがいる
- 一輪車とオートバイの両方に乗れるものはいない
- オートバイにしか乗れない者はいない
- 自転車しか乗れない者はいない
- 一輪車と自転車の両方にのれる者はいない
- 一輪車にしかのれないものが存在する
解答
解説
ア は 一輪車 → 自転車 のように、論理式にできます。
イやウはどうでしょうか。論理式にできませんね(難しいですね)。
このようなときは、ベン図か書き出しが解法の候補となります。
2通りの解法を見ておきましょう。
1.ベン図
ア 一輪車に乗れるものは、自転車に乗れる
下ような図になります。
灰色部分には必ず該当者がいます。
他の部分については、この団体内にはいるのかどうか不明です。
次に進みます。
イ 一輪車、自転車、オートバイの3つすべてに乗れるものはいない。
ウ 自転車とオートバイの両方乗れるものがいる
この2つの情報を合わせて、オートバイが以下のように重なります。
斜線部にも、必ず該当者がいます。
他の部分については、この団体内にはいるのかどうか不明です。
これを見ながら、順に選択肢を検討します。
1 一輪車とオートバイの両方に乗れるものはいない
これは正しいですね。2つの輪が重なっていませんので、必ずいないことが分かります。
正解は選択肢1です。
一応以下も検討しておきましょう。
2 オートバイにしか乗れない者はいない
不確実です。いるかもしれません。
3 自転車しか乗れない者はいない
不確実です。いるかもしれません。
4 一輪車と自転車の両方にのれる者はいない
確実にいます。よってこれは誤りです。
5 一輪車にしかのれないものが存在する
一輪車に乗れる人は、必ず自転車にものれます。よってこれは誤りです。
2.書き出し
考えられるすべてのパターンを書き出してしまうのも有効な手段です。
本問は以下ような8通りがありうるパターンです。
この表に、この団体の中には必ずいる、必ずいないという情報をいれます。
入らない箇所は、どちらともいえない箇所です。
※ア:一輪車に乗れるものは、自転車に乗れる とあるので、
一輪車に乗れるものが少なくとも1人はいます。
この欄に人がいないと、一輪車に乗れる人が0人になるので、
ここには必ず「いる」ことがわかります。
この表を見ながら、選択肢を順に検討していきます。
1:一輪車とオートバイの両方に乗れるものはいない
これが確実にいえることです。
2:オートバイにしか乗れない者はいない
3:自転車しか乗れない者はいない
2と3はどちらも不確実です。
4:一輪車と自転車の両方にのれる者はいない
5:一輪車にしかのれないものが存在する
4と5はどちらも明らかな誤りです。
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