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問題
AとBの2人が数あてゲームをしていて、Cが横で見ています。
このゲームは2人が1~13のトランプのカードの中から1枚ずつ取って、先に相手の数字を当てた方が勝ちになるもので、AとBは自分のカードの数字しか見ることはできませんが、Cは2人のカードの数字を見ています。
3人が次の順で会話をしたとき、AとBのカードの数字の差を答えなさい。
- C : 2枚は異なる数字で、どちらも1ではないわ。それに、片方がもう一方の倍数になっているわよ
- A : うーん、わからないわ
- B : 私もわからないわ
- A : そうか、いま、わかったわ
- 3
- 5
- 6
- 8
- 9
想定問題
解答
解説
準備段階
候補となる12個の数をすべてかいて、何らかの気づきが出やすいように準備します。
2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13
片方がもう一方の倍数なので、
AとBのカードの数字が
7、11、13
ではないことがすぐわかります。
第1段階
Aは、自分のカードの数字を見ながら、Bのカードが
2,3,4,5,6、8,9、10、12のどれか考えます。
Aの数字候補は、2,3,4,5,6、8,9、10、12のいずれかです。
例えばAの数字が8だとします。
このとき、AはBの数字が特定できるでしょうか。
Bの数字の候補は、2・4となり、特定できません。
Aのはじめの「うーん、わからないわ」はこのような状況であることを示しています。
他にも2人の数字の組合せの候補はたくさんあります。
逆にAがBの数字がわかってしまうケースはどのようなときでしょうか。
- Aのカードが5のとき、Bのカードは10と決まります。
- Aのカードが9のとき、Bのカードは3と決まります。
- Aはわからなかったわけですから、Aのカードは5,9ではありません。
第2段階
Bは、Aの「わからない」発言をふまえて、Aのカードの候補が
2,3,4,6、8、10、12のどれかであることがわかりました。
Bは自分のカードの数字を見ながらAの数字を考えます。
Bの数字候補(2,3,4,5,6、8,9、10、12)
先と同様の考察をします。
- Bのカードが5のとき、Aのカードは10と決まります。
- Bのカードが9のとき、Aのカードは3と決まります。
- Bのカードが10のとき、Aのカードは2と決まります。
- Bはわからなかったわけですから、Bのカードは5,9、10ではありません。
第3段階
Aは、Bの「わからない」発言をふまえて、Bのカードの候補が
2,3,4,6、8、12のどれかであることがわかりました。
Aは自分のカードの数字を見ながらBの数字を考えます。
Aの数字候補(2,3,4,6、8,10、12)
先と同様の考察をします。
Aのカードが10のとき、Bのカードが2と決まります。
よって2人のカードの差は8です。
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