【対応関係】問題４

解答

解説

誰が、何を借りて、何を貸したか。
要素が３つあるため、どのようにまとめたらよいか迷う問題といえます。

何を貸して、何を借りたのかに焦点を当てた表をかきます。
イ：小説を持ってきた人は、写真集を借りた。
を表に入れたものを示します。
漫画を持ってきて、漫画を借りることもないのは明らかなので、
そこにも×をいれます。詩集についても同様です。

次に
ア：A,Bは小説、写真集を持ってきていない。
ウ：漫画を借りたのはCではなく、また、詩集を持ってきた人でもなかった。
の条件が容易に入ります。

次に、漫画を借りた列、詩集を持ってきた列をみると、
のこり１枠は自動的に〇が入ります。
それに伴って、すべての〇×が入ります。

次に、それぞれが「ＡからＤの誰か」なのですが、
漫画を借りたのはＣ以外なので、Ｄと決まります
（あわせてＣは小説を持ってきて、写真集を借りた人に決まります）。
また
エ：ＡはＣから借りていない
ので、
Ｃが貸した小説を借りたのはＡではありません。Ｂです。
以上より、対応表がすべて確定します。

あとは、これを見ながら選択肢を検討していきます。
正解は選択肢１：Bが持ってきたのは詩集である。　となります。

別解

対応表でも簡潔に解けましたが、本問はグラフによる解法がベストです。
見てもらうが話が速いでしょう。
下は
イ：小説を持ってきた人は、写真集を借りた。
の情報を入れたグラフです。
①から④の中には人が入ります。

ア：A,Bは小説、写真集を持ってきていない。
から、ＡとＢはそれぞれ②と③に入ります。

漫画と詩集の入り方は２通りありますが、
ウ：漫画を借りたの詩集を持ってきた人ではない
から、以下のように決まります。

次に
ウ：漫画を借りたのはCではない
から
ＣとＤの位置が決まります。
次に、
エ：AはCから借りていない。
から、ＡとＢの位置が来まります。
これですべて確定したので（下図）
選択肢を検討して、答え１と定まります。

参考

厳密には以下のようなグラフになることも想定すべきです。
ウ：漫画を借りたのは詩集を持ってきた人でない
からこの可能性は排除されます。