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基礎例題3
濃さが8%の食塩水360gを火にかけて何gか蒸発させると濃さが12%の食塩水になった。何g蒸発させたか求めよ。
解答と解説
解答
120g
解説
はじめの食塩水に溶けている食塩の重さは、
360×0.08=28.8(g)
Xg蒸発させたとすると、
これを解いて、X=120(g)
簡単ですけれど、計算が少し面倒です。
比を使って楽に解きましょう。
比の利用
蒸発させる前も後も、溶けている食塩の重さは同じ(=1:1)
なので、濃さが8:12=2:3ということは、
全体の量は逆比の3:2である。
基礎例題4
容器Aには濃さ3%の食塩水が300g、容器Bには濃さ9%の食塩水が500g入っている。まず容器Aから100gの食塩水を容器Bに移しよくかきまぜた。次に容器Bから200gの食塩水を容器Aに移しよくかきまぜた。次に容器Aから100gの食塩水を容器Bに移しよくかきまぜた。最後の容器Bの食塩水の濃さは何%か。
解答と解説
解答
7.5%
解説
何度も食塩水が移動しているので、経過をきちんと整理していきます。
ものすごく簡単に解く裏技はありませんが、コツはあります。
コツは、全体の量と食塩の量を追いかけること。濃さは必要なし。です。
では実際にやっていきましょう。
まずはじめの操作です。
容器Aには3%、300gがあります。
溶けている食塩は、300×0.03=9(g)です。
これを、Bに入れる100gと、Aに残る200gにわけます。
当然ですが、溶けている食塩は、全体の量と等しく比例配分されます。
この事実を使うことで、食塩がどのように分配されていくかを追いかけます。
では解きましょう。
最後の容器Bの食塩水の濃さは、
37.5/500 × 100 =7.5(%)です。
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