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基礎例題4
(1)5で割っても6割っても1余る数で、200に最も近い数を求めよ。
(2)5で割ると1余り、7で割ると3余る数で、400に最も近い数を求めよ。
(3)8で割って1余り、7で割って4余る数で、300以下の数は何個あるか求めよ。
(4)3で割って1余り、5で割って2余り、7で割って5余る数のうち2番目に小さい数を求めよ。
解答
(2)416
(3)5個
(4)187
解説
(1)あまり共通タイプ
5で割っても6割っても1余る数とは
5の倍数+1 かつ 6の倍数+1
を満たす数でこれはもちろん
5と6の公倍数+1
となる数です。これは5と6の最小公倍数30を用いて
30の倍数+1
と表せます。
200に最も近いのは、
30×6+1=181
30×7+1=211
のうち、211の方です。
(2)不足共通タイプ
あまり共通でないとき、不足共通かどうかをチェックします。
5で割ると1余る数とは、5の倍数-4と言い換えられます。
同様に
7で割ると3余る数とは、7の倍数-4と言い換えられます。
どちらも4不足していて、不足共通タイプです。
上の2つを両方満たす数とは、5と7の最小公倍数35を用いて
35の倍数-4
と表せます。
400に最も近いのは、
35×12-4=416 です。
(3)共通なしタイプ
あまりも不足も共通でないときは、書き出しで調べます。
〇8で割って1余る数
1、9、17、25、33、・・・
〇7で割って4余る数
4、11、18、25、・・・
いずれの数列にも出現する数、
今回は25がみつかりました。
8で割って1余り、7で割って4余る最小の数は25です。
書き出しは1つ見つかればOKです。
次にいずれの数列にも出現する数をAとすると
A=25+8の倍数 かつ 25+7の倍数
なので、
A=25+56の倍数
と表せます。
よって、25、81、137、193、249、305・・・となるので
25から249までの5個となります。
参考
条件に合う数は、P+56の倍数(Pは56未満の数)となるので、
300÷56=5あまり20
より、5個か4個のいずれかである。
(4)複合タイプ
3つすべてあまり共通、あるいは3つすべて不足共通なら、
(1)や(2)の解法でズバッと解きましょう。
今回は、
3で割って1余り、7で割って5余る
の2つが、不足共通です。
まずはこの2つを満たす数を求めます。
(2)と同様に考えて、3で割って1余り、7で割って5余る数は
21の倍数-2
と表せます。
つまり、21の倍数-2を満たす数の中から、5で割って2余る数を探します。
余りも不足も共通はないので、(3)のように書き出しで探します。
21の倍数-2は以下のようになります。
19、40、61、82、・・・
順に5で割って2余るかどうかを調べます。
82が見つかります。
3で割って1あまり、5で割って2余り、7で割って5余る最小の数は、82です。
以下、3と5と7の最小公倍数105足すごとに条件を満たす数はでてくるので、
2番目に小さい数は
82+105=187
です。
基礎例題5
A,Bは自然数で、1584×A=B×B×B を満たす。最小のBはいくつか。
解答
解説
積を分解していますので、素因数分解がカギになります。
1584を素因数分解しましょう。
基礎例題6
(1)1500の約数の個数はいくつか。
(2)504の約数のうち、偶数の約数の個数は何個か
解答
(2)18個
解説
約数の個数は素因数分解から得られます。
この考え方を利用して(2)を解きましょう。
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